日本の海外富裕層インバウンド旅行客を狙うマカオのカジノ運営会社

マカオ政府がまとめた2018年の賭博業収入は3028億パタカ(約4兆円)と17年に比べて14%増えた。前年を上回るのは2年連続。カジノ運営大手が相次ぎ新施設を開業し、中国人客が増えた。中国の反腐敗運動の影響が和らぎ、カジノ収入はピーク時の8割まで回復した。
マカオは中国で唯一カジノが合法な地域で、市場規模はラスベガスのある米ネバダ州の約3倍と世界一を誇る。18年はMGM中国が2月にカジノやホテルなどの大型複合施設「MGMコタイ」を開業。6月にはメルコリゾーツ&エンターテインメントが高級ホテルをオープンし、集客に弾みがついた。
マカオのカジノ運営各社のうち、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント)やメルコは日本の統合型リゾート(IR)への参入を狙っている。マカオのリゾート化の成否は日本のIRの行方にも影響を及ぼすため、目が離せない。

記事元(日本経済新聞)はこちらから

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