写真:©MGMリゾーツ・インターナショナル
国内初のカジノ解禁につながる統合型リゾート(IR)実施法案の審議が、参議院で大詰めを迎えている。誘致に積極的な大阪府では、IR事業者のアピール合戦が過熱している。
大阪府はIR設置の有力候補地と見られている。予定地は大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)だ。法案が成立すると、誘致自治体はIR事業者を1社だけ選び、共同で計画をつくることになる。
その中でも、米国のMGMは7月24~25日に開催される天神祭2018のクライマックスである「船渡御」に奉拝船を出し、水上パレードに参加した。船渡御は1000年以上前に禊として始まった神事であり、神輿を乗せた奉安船や協賛企業・団体の奉拝船など約100隻の船が大川を行き交う。日本MGMリゾーツの奉拝船では、ラスベガスで常設公演を行うエンターテインメント集団「ブルーマン・グループ」が来日し乗船客を歓待するほか、活躍の場を世界に広げているDJ mariennuとダンサーによるショーを船上で披露した。「ブルーマン・グループ」はMGMリゾーツと特別なパートナーシップ関係にあり、ラスベガス・ルクソール・ホテル・アンド・カジノ内にあるMGMシアターで公演を行っている。MGMは、昨年から大阪府内の数多くのイベントに協賛しており、4月からはスポンサーとなってラジオ番組も始め、知名度の浸透を図っている。
このように、事業者は法案成立前から地元への食い込みに余念がない。2012年以降、大阪府庁への表敬訪問は、MGMをはじめ10社で計25回にのぼる。本格化してきた事業者のPR合戦。国内に2か所できると言われているIRの候補地の一つは、大阪との見立てが多い。個人的には、都市部に作った方が良いと思っているので大阪が候補地というのは良いと思うのですが、あなたはどう思いますか?今後も候補地選定から目が離せない。
参照:朝日新聞デジタル
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